全くプログラミングをやったことがないけど、興味はある。
でも何から始めればいいか分からない…という方に向けて、プログラミングの始め方をご紹介します!
プログラミングを始めるうえで最も重要なこと
プログラミングを始めるうえで最も重要なこと。
それは目的を持つことです。
目的というのは「プログラミングをできるようになりたい」「プログラミングでお金を稼ぎたい」といった抽象的な目的ではありません。
最終ゴールは抽象的な目的でも構いませんが、目先の小さな目的は具体的である必要があると思います。
例えば、「ファイルを自動で整理するプログラムを作りたい」「機械学習で画像認識したい」といったどんなプログラムを作りたいかといった具体性が必要です。
具体的な目的があるとモチベーションが続きます。
まずは何から始めるべきか?
具体的に作りたいプログラムがあったとしても、未経験の状態でいきなりコードを書きはじめる前に、まずは、プログラミングに必要な考え方に慣れるべきと私は思います。
例えばバナナを選別するプログラムを作るとしましょう。
バナナ選別プログラムと聞いて、こんな感じをイメージしている方もいるのではないでしょうか?
しかし、実際は次のように何段階もの処理が行われています。
これはあくまでイメージなので、実際の処理より多かったり少なかったりするかもしれません。
ここでお伝えしたいのは、バナナの選別をするプログラムを作るには、最終的にバナナの良し悪しを判断するまでのステップを考えるということです。
プログラムをつくるためには、やりたいことを小分けのプログラムにして考える力が必要ですが、正直これは慣れだと思います。
この力を養う前に、プログラミングの環境構築やエラーで躓いていては、いつまで経っても先に進めません。
そこで、まずは考え方を鍛えることに集中するべきというのが私の考え方です。
私のおすすめはScratchという言語です。
Scratchは様々な処理を持つブロックをつなげて、ゲームやアニメーションを作れるプログラミング言語です。
イメージはこんな感じです↓
みなさんがイメージするプログラミングとはだいぶ違うのではないでしょうか?
Scratchは操作が直感的なので、難しい文法を覚える必要がありません。
また、どの処理がどのように動きに反映されるのかが視覚的にわかります。
いろんな人が作ったプログラムがたくさんあるので、それを参考にするのもいいかと思います。
まずは、簡単なゲームやアニメを作ってみて、自分作ったプログラムについて全て説明ができるくらい理解しましょう。
どの処理がどこに対応しているか、なぜその処理を入れているのかをしっかり考えましょう。
最初は「なんかいろいろ適当に触ってたらうまくいった」みたいな状態でも構いません。
ただ、そこでなぜその処理を入れたらうまくいったのかを考え、理解することでプログラミングに必要な考え方が身につきます。
完全に理解できたらPythonやC言語といった本格的なプログラムに手を出すのがいいかと思います。
Scratchについてはこちらの記事で紹介していますので、良ければ参考にしてください!
言語は何を選ぶべきか?
プログラミングの考え方が分かってきたら、次はコードを書いてみましょう。
もし、使う言語が決まっていない場合はPythonをおすすめします。
おすすめな理由は3つです。
- 他の言語と比べて直感的に書ける
- 広く使われているので情報が多く手に入る
- 環境構築が容易
特に環境構築が容易な点が大きいかと思います。
実際にプログラムをつくる場合、エディタ(コードを書くプログラム、メモ帳でもOK)やコンパイラ(書いたプログラムをコンピュータが理解できる形に変換するプログラム)等を容易する必要がありますが、Pythonの場合はGoogle Colaboratoryというクラウド上で作業できる環境が用意されています。
webサイトにアクセスして、New Notebookをクリックするだけですぐに始められます。
また、Google ColaboratoryはエラーをAIが分析して説明をしてくれる機能もあるので、エラーの理解が難しい方におすすめです。
Pythonの始め方はこちらでより詳細に解説しているのでぜひ参考にしてください。
おわりに
本記事では、完全未経験者がプログラミングを始めるにあたり、最初にやるべきことからコードを書き始めるまでにやるべきことを紹介しました。
今回ご紹介した内容は、あくまで私の考えであり、これが正解とは思っていません。
もっといいやり方があるかもしれませんし、人それぞれに合ったやり方があると思いますので、参考程度に考えていただければと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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